ほんの少しの知識でワンランク上のビジネス英会話

イディオム(アメリカ英語)が使えることで、ぐっとネイティブとのコミュニケーションが自然となり、ビジネスにおける意思疎通がスムーズになります!イディオムの紹介を中心にそのコツを伝授します。

Actions speak louder than words

1. Actions speak louder than words

Actions speak louder than wordsとは、「行動は言葉よりも雄弁だ」という意味で、英語だと、A person's actions will give you a better idea of their character than their wordsと説明されます。直訳すると、「行動は言葉よりも大きい声で話す」ですが、行動のほうが言葉よりもその人の考えをよく表すことの喩え、と言えます。

 

2. どんなシチュエーションで使えるか

こちらはビジネスシーンだけでなく、日常会話でもよく耳にする言葉です。

例えば、子供が「宿題は必ず帰宅後、遊ぶ前に済ませる」という約束を両親としたとします。ですが、学校から帰宅すると、ついついテレビを見てしまい、宿題をすることをすっかり忘れていました。両親から問い詰められると、子供は今日はたまたま宿題をやり忘れてしまったが、これからは必ず優先的に帰宅したら宿題に取り掛かるよ、と誓いを立てます。両親からすると、本当に宿題を優先するかは半信半疑です。そんなときは、口ばかりでなく、きちんと行動で示してね、という思いを込めて"Actions speak louder than words!"と子供に言うことができます。「ちゃんと有言実行してよ!」とでも訳せるでしょうか。

 

3. 使えるフレーズ

A: "Did Rob say he would volunteer to organize a holiday season party for the team the other day?"

B: "Yes, I heard he was happy to organize one"

A: "Okay. That is what I had thought, too. Although it seems he did not attend the first preparation meeting for the party this year."

B: "I see. Then maybe he may have changed his mind this year"

A: "It seems so. Actions speak louder than words!"

 

A: 「ロブはチームのためのホリデーシーズンのパーティー(年末に開催する会社内のちょっとしたパーティーのこと)をまとめる役を引き受けるって言ってなかったっけ?」

B: 「そうだよ。喜んで引き受けたいって言ってたね。」

A: 「そうだよね。私もそう思ったんだけど、どうやら最初の準備のためのミーティングには出席しなかったようなんだ。」

B: 「そうか。であれば、今年は考えをあらためたのかもね。」

A: 「そのようだね。行動は言葉よりも雄弁だからね。」

 

このような感じで、ちょっと皮肉っぽく使われることが多い気がします。当然上司が部下に対して使うことはあっても、公の場で、部下が上司に対して使うことは考えにくいですね。ですので、友人同士で話したりする時に使われる方が多いかもしれません。

 

ただ、知っておくと何かと便利なフレーズですし、直訳である「行動は言葉よりも大きい声で話す」は覚えやすいですし、日本語で一般的に使う言い回しでないものの、「有言実行」という意味もすぐ連想できますよね。

 

ぜひ使ってみてくださいね!