ほんの少しの知識でワンランク上のビジネス英会話

イディオム(アメリカ英語)が使えることで、ぐっとネイティブとのコミュニケーションが自然となり、ビジネスにおける意思疎通がスムーズになります!イディオムの紹介を中心にそのコツを伝授します。

A ballpark figure

A ballpark figure

 

1. A ballpark figure

A ballpark figureとは、「大体の数字」や「概算」という意味です。

英語で言うと、An approximate figureです。

"figure"はここでは数字を指します。

 

2. 由来とどんなシチュエーションで使えるか

これはビジネスシーンで使うことがほとんどですが、仕事で、「大体の数字を教えてくれない?」なんて言う時などに "Could you give me a ballpark figure?"なんて使ったりします。 例えば、来週取引先に発注しようと思っている商品について、大体の数字(個数)を教えてくれない?と同僚に聞きたい時や取引先との会話などで使えますね。

 

この言葉の由来は、野球場で、解説者が周囲を見渡しただけで観客の数を予想したことにあります。当然、ぱっと見渡しただけでは、野球場の観客数など、正確に分かる訳ありませんよね...なので、「ざっと見渡して出した概算」ということで、A ballpark figureという単語が使われています。

 

Ballpark = 球場

Figure = 数字

 

という風に分解すれば、由来とともにこのイディオムを簡単に覚えることが出来ますね。

 

野球を通じてアメリカで始まったと推測されていますが、現在では世界中で一般的な話し方となっているようです。

 

3. 使えるフレーズ

A: "Are you working on financial planning and budgeting for next year?"

B: "Yes, I was just working on it."

A: "Great. Then could you give me a ballpark figure of our sales forecast next year?"

B: "Sure, I will get it to you once I am done with the budgeting."

 

A: 「来年の財務計画や予算っていまつくってるところ?」

B: 「そうだよ。ちょうど作っていたところ。」

A: 「良かった。では来年の売上予測の概算を教えてくれない?」

B: 「もちろん。終わったらお知らせするね。」

 

ビジネスの場では、経理や財務担当でなくても、数字を聞くシーンは多々ありますよね。正確な数字でなくても、大体の数字を知りたい時や聞きたいときに"A ballpark figure"を使えると、"An approximate number"とか"A rough estimate"などという表現(これらもA ballpark figureと同じ意味です)よりもネイティブ感が出ます。