ほんの少しの知識でワンランク上のビジネス英会話

イディオム(アメリカ英語)が使えることで、ぐっとネイティブとのコミュニケーションが自然となり、ビジネスにおける意思疎通がスムーズになります!イディオムの紹介を中心にそのコツを伝授します。

Comparing apples to oranges

1. Comparing apples to oranges

"Comparing apples to oranges"とは、比較できないものを比べようとする、すなわち、「(両者はまったく違うので)比べようがない」という意味になります。

 

直訳すると、りんごをオレンジと比較する、ですから、当然まったく別のもの2つを比べている、ということになります。まったく別のものを比較している訳ですから、「比べようがない」という意味になります。

 

逆に"Apples to apples"という表現もあるのですが、こちらは、比較する際の「同一条件で」「前提を揃えて」を意味します。

 

英語では、Comparing two eitirely different things that really should not, or cannot, be compared.と説明されます。

 

「りんごとオレンジを比べる」の直訳と覚えると記憶し易いですよね。

 

2. 由来とどんなシチュエーションで使えるか

1670年のJohn Rayのことわざ集で、"apples to oranges "という慣用句が "apples to oysters "として初めて知られたと言われています。りんごと比較できないものとして、オレンジに代わって牡蠣に言及したようです。

さらに、スペイン語では "apples to pears"、フランス語では "apples to oranges "として使われています。りんごとオレンジという慣用句は、1889年頃から使われてると言われています。

 

この「比べようがない」という表現は、ビジネスシーンでよく使われます。たとえば、自社製品を他社製品と比べるときに、ある社員が「自分達の商品は〇〇社に比べて△△という性質がある」と言ったとします。すると、別の社員が「〇〇社の商品は自社商品とはまったく異なるターゲットを対象にしているので、比べようがない」と言ったりするときに"Comparing apples to oranges"という表現を使います。

 

3. 使えるフレーズ

 

A: "It's been a while since we last did shopping together!"

B: "Indeed! Let me try on these pants in a fitting room."

A: "Sure. Take your time."

(B tried on a pair of pants in the fitting room)

B: "So which pair of pants you like the best? This one or the one I tried on in another store?"

A: "They are so different that it would be like comparing apples to oranges!"

 

A: 「久しぶりに一緒にショッピングするね!」

B: 「本当だね!ちょっとこのパンツを試着室で試してみるね。」

A: 「もちろん。ゆっくりね。」

(Bが試着室でパンツを試着)

B: 「どちらのパンツが好き?今履いているのと、さっきの店で試着したのと。」

A: 「全然違うから比べようがないよ!」

 

こんな感じで比べようがないものを指すときに使う表現です。

ビジネスシーンで使われることも多いので是非覚えてみてくださいね!