Crunch time
1. Crunch time
Crunch time(クランチタイムと呼びます)とは危機や困難で切迫した状況、試練の時、などという意味です。英語ですと、A time when things need to finally get doneと訳されます。
Crunchには色んな意味がありますが、その一つに危機的状況やピンチ、などという意味があります。
"Crunch time"という表現は米国で働いている時には本当によく使いました!
2. 由来と使えるシチュエーション
Crunch(クランチ)という言葉は、歯ごたえのあるものをかじったときに出る、押しつぶされるような音や、パチパチと言ううるさい音として、1800年代初頭から使われていました。一方、Crunch time(クランチタイム)という言葉は、決定的な行動が必要とされる重要な瞬間や時期を指して使われることが多く、20世紀にイギリスのウィンストン・チャーチル首相が外交問題の文脈で広めたものだそうです。一方、Time crunch (タイムクランチ)という表現がありますが、こちらは、何かを完成させなければならないというプレッシャーのかかる時期と同じ意味を持つCrunch timeから発展したものと考えられています。
ウィンストン・チャーチル首相がしかめっ面をして"Crunch time"という言葉を使っている姿、なんだか容易に想像できますよね。
当時の政治の場面では、切羽詰まったような状況に立たされることも多かったと思われます。
3. 使えるフレーズ
A: "Hi, what have you been up to?"
B: "It's been crazy..."
A: "Is it a busy time?"
B: "Yes. It is crunch time at work. We have got lots of deadlines coming up and there's lots of work to do."
A: "Take it easy. Don't work too hard!"
A: 「よお、調子はどう?」
B: 「本当に大変だよ...」
A: 「忙しい時期なのかな?」
B: 「そうなんだよ。仕事で切羽詰まっていて。色んな締め切りが迫っていてやることが山積みなんだ。」
A: 「無理しないで。働きすぎないようにね。」
仕事で忙しくて締め切りに追われているときや、プロジェクトの大詰めのときなどは、"It is crunch time."という表現が使えます。
そうすると、聞き手には本当に大変な時期であることが伝わります。
便利な表現なので是非使ってみてくださいね!